メンズファッションのセンスを磨きたい!!
そう思っている方は多いのではないでしょうか?
センスを磨くためファッション誌を読んだり、ネットで検索したり、おしゃれな人を観察したり・・・
記憶を頼りに似たような服を買ったけど
なんか違う!!
そんな経験をしたことありませんか?
メンズファッションのセンスの磨き方は、ファッション誌を読んだりネットで検索したり、おしゃれな人を観察するので間違いではありません。
では、何が違うのか?
その理由とは
見るポイントを間違えている!!
例えば料理なら、美味しいレシピの材料は揃えたけど、調味料の種類や分量を全く知らないまま真似てるようなものです。
同じ材料を使っても、調味料を間違えると美味しい料理にはならないですよね。
メンズファッションも同じで、同じようなアイテムを揃えてもおしゃれにはなりません。
特に外国人のファッションを真似ると余計です。
そこで今回は、メンズファッションの基本中の基本をお伝えします。
これが理解できればファッションセンスも間違いなく磨かれるので、是非参考にしてみてください。
Contents
ドレスとカジュアルのバランス
メンズファッションの基本はドレスとカジュアルのバランスです。
カジュアルなら全身カジュアルで揃える。ドレスなら全身ドレスで揃える人がとても多いです。
これは日本人の特徴なのかもしれませんが、統一感がある方がいいと思っている人が非常に多いです。
もう一度言いますが、メンズファッションの基本は
ドレスとカジュアルのバランスです。
もっと具体的にいうとドレスとカジュアルのMIXです。
童顔で体が小さい日本人の場合は、ドレスとカジュアルの比率を5:5にすると子供っぽくなるので、ドレスを7でカジュアルが3位で丁度いいです。
このドレスとカジュアルのバランスを作るコツは以下3点です。
- デザイン
- シルエット
- カラー
この3つです。
基本はこの3つでドレスとカジュアルのバランスを作っていきます。
デザイン

まずはドレスとカジュアルのデザインの違いになります。
デザインは一番ドレスとカジュアルの違いがわかりやすいかと思います。全身スーツの人を見て「カジュアル」とは思わないでしょうし、逆に上下スウェットの人を見て「ドレス」とは思わないですよね。
それだけデザインによるドレス、カジュアルの視覚効果は強いので、うまくアイテムを組み合わせるのがコツです。
ドレス
簡単にいうと「スーツスタイル」です。
ビジネスや冠婚葬祭で使うジャケット、スラッグス、ドレスシャツ、革靴、レザーバッグなどをイメージして頂くとわかりやすのではないでしょうか。
カジュアル
逆にカジュアルはリラックススタイルの「私服」です。
パーカー、デニム、Tシャツ、スニーカー、リュックなどです。
ファッションセンスに自信がない方は、パーカー、Tシャツ、デニム、スニーカーなど、全身カジュアルになっているのではないでしょうか。
これだと子供っぽくなっておしゃれには見えません。大事なことはドレスとカジュアルを7:3のバランスにすることです。
図にするとこんな感じです。
ハイブリッド
デザインを大きく分けるとドレスとカジュアルですが、両方の要素を含んだドレス・カジュアル兼用のハイブリッドデザインもあります。
例えば黒のスキニーデニム
カジュアルの代名詞でもあるプリントTシャツでも、ボトムスを黒スキニーにすることでドレス感が出ます。
トップスではニットです。
スーツスタイルでもジャケットとシャツの間にニットを着ることがあるかと思いますが、あの編み目の細かいニットをイメージしてください。無地で艶があり落ち着いた印象ですよね。
逆に編み目が大きくカラフルだったり、柄があるものはカジュアルになります。
編み目が大きいニットのことをローゲージニット
網み目が細かいニットをハイゲージニット呼びます。
ドレスアイテムとして使用するときは、ハイゲージニットを選択するようにしましょう。
シルエット
ドレスとカジュアルのMIXコーデにはデザイン以外にシルエットも重要な要素になります。
メンズファッションでおしゃれに見える基本のシルエットは「Iライン」「Aライン」「Yライン」の3つで、シルエットが細くなればドレス、太くなればカジュアルになります。
Iライン
まずは「Iライン」です。
トップスもボトムスも細身のアイテムを使うことで、アルファベットの「I」を作るシルエットです。
他のラインに比べもっともドレス寄りになります。そして上下細身で揃えるだけなので一番簡単なシルエットになります。
センスに自信がない方はまずはIラインからはじめることをおすすめします。
Aライン
次に「Aライン」です。
トップスを細めにしボトムスをゆるくすることでアルファベットの「A」を作るシルエットです。
Iラインに比べてカジュアル寄りになるので、デザインとカラーにはIライン以上に気を使う必要があります。また、トップスとボトムスのボリュームの差が重要になります。
このメリハリが少ないと中途半端になるので、Iラインよりも難しいシルエットになります。
Yライン
最後は「Yライン」です。
Aラインの逆でトップスをゆるめにしボトムスを細くすることでアルファベットの「Y」を作るシルエットになります。
こちらもAライン同様トップスとボトムスのボリュームの差が重要になるので、Iラインよりも気を使う必要があります。
カラー
ドレスとカジュアルのバランス作りにはカラーも重要になります。
白黒のモノトーンやグレーはドレスになりカラフルになればカジュアルとなります。また、カラーは色だけでなく「素材」でもドレスとカジュアルに分かれます。
例えば艶がありパリッとした素材はドレス、シワっぽい素材はカジュアルになります。
おしゃれなメンズファッションではドレスを7にするので、最初はカラーはモノトーンを選ぶのが無難です。そしてこの「無難」が実はセンスを磨くのに大事になります。
センスの磨き方
デザイン、シルエット、カラー、この3つのコツをお伝えしましたが、センスを磨くにはこの基本を理解する必要があります。
この基本が理解できていないといくら情報収集をしてもセンスはよくなりません。
ファッション誌などでおしゃれなファッションを見つけても「わかった」気になっているだけで、なぜおしゃれなのかが理解できていないと失敗する可能性が高いです。
同じようなデザイン、同じようなカラーというだけで購入しても、全体のコーデがカジュアルが強すぎるとおしゃれなファッションとは言えません。
ファッションセンスの磨き方は、おしゃれだと思う人のドレスとカジュアルのバランスを計算することです。
ファッション誌でもネットの画像でもいいのですが、なぜそのファッションがおしゃれだと思うのかを分析することでファッションセンスは磨かれます。
例えば、カジュアルを紹介するのに使用したこちらの画像。
デザインは全身カジュアルですが、ダサく見えないのはこのモデルが外国人のような風貌だからです。
身も蓋もないことを言ってしまいましたが、外国人はスタイルや顔立ちが大人なのでカジュアルが強くてもサマになります。
しかし、童顔で子供っぽいスタイルの日本人が同じ格好をしてもおしゃれには見えません。
上記画像にはどこにもドレスがないように見えますが、ドレスなシルエットであるIライン、カラーもモノトーンでドレス寄りにしています。
ただ、日本人が画像の外国人のような風貌のモデルと同じ格好をしても、カジュアルが強くなってしまう可能性があるので、もう少しドレス要素を増やした方が無難です。
同じ日本人でもスタイルや顔立ちが全く違うので、ファッション雑誌と同じアイテムを使ってもおしゃれにならないのはそういった理由です。
おしゃれなファッションを見かけたら、どこがドレスになっているのかを分析するようにしてください。
さらに自分のスタイルと顔立ちだったらもっとドレスを増やした方がいい、またはカジュアルを強くした方が似合いそう。このように自分に落とし込んでイメージすることが大事です。
その繰り返しで必ずファッションセンスは磨かれます。
それとカラーのところで紹介した「無難」ですが、「奇抜 = おしゃれ」ではありません。
おしゃれはドレスとカジュアルのバランスですが、ドレスアイテムは無難なアイテムばかりです。つまり無難なことがおしゃれのスタートラインになります。
ファッションセンスに自信がない方は、まずはスタートラインである「無難」から始めましょう。
まとめ
今回紹介したドレスとカジュアルのバランス、そしてバランスを作るための「デザイン」「シルエット」「カラー」の3要素。
メンズファッションで大人っぽいおしゃれをするための基本になります。
今回、ファッションセンスの磨き方のコツを解説しましたが、そもそもファッションにセンスは必要なのか?ってことですが、必要か必要じゃないかの二択なら
絶対に必要
ただしファッションセンスはいくらでも磨けます。
そして「可愛いは作れる」という言葉がありますが
おしゃれも作れる
外国人だから、芸能人だから、高級ブランドだから・・・。
考え出したらキリがないです。
外国人や芸能人、高級ブランドを使わなくても、周りの人からおしゃれに見られる程度なら簡単に作れるので安心してください。
そのためには今回のドレスとカジュアルのバランスを「デザイン」「シルエット」「カラー」で作ることを覚えましょう。
そして、おしゃれだと思うファッションはどこでドレスを作っているのかを分析し、自分に落とし込んでイメージできるようになればファッションセンスが磨かれた証拠なので頑張りましょう!!
ブログの記事を読んでもよくわからない方にはこちらの本がおすすめです。
大人っぽいおしゃれをするならこの本を読むだけで十分です。